「365日のシンプルライフ」を観た
シネマイーラにて。
散歩の途中に見かけたポスターが気になったの早速観てきた。
いい映画だった。
監督のペトリ氏。1984年生まれってことで、僕より年下!
物語冒頭、「実験」を始めた主人公。
なんと全裸。
そこからか!と思ったけどw
シンプルライフってタイトルからして断捨離とかモノを持たない生活礼賛的な話かと思ったけど、 実はそうでもなかったように思う。
「実験」を初めて3〜4ヶ月、携帯を持たなかった主人公。 メールで友人から、友人関係か実験か、どちらが大事か詰め寄られているという話があった。
結局、携帯を”持ってきた”後は新しく出来た彼女との連絡や、冷蔵庫の修理、等にバンバン活用している。 気が付くと、パソコンが増え、ダイニングテーブルが増え。だんだんと人並みの部屋になっていく。
個人的には、この映画を観てモノを買いませんでした!とかいうのは何か違うと思う。 生き様の話なのだから。今日明日モノを買わなかったって何か変わるわけじゃないよね。
一方で、このペトリ氏みたいに文字通り全裸になるまで身の回りのモノを無くしてみないと、それくらい極端にやらないと見えてこないものもあるんじゃないかとも思った。
でもモノが壊れたときにまずそれを修理しようって姿勢はいいですね。そもそもヨーロッパの人たちってそういうDIY的な精神があるよなー。
ところで、この映画には女性が3名登場するのだけど、皆生命力に溢れてて可愛らしい。
主人公の良き相談役であるおばあちゃん(「もう十分生きたし、あと十年くらい生きようかしら」かっこいい!)やら、主人公のヒゲをみてずっと爆笑している母親。
そして、最後の最後に顔の映るガールフレンド(それまでのシーンでは巧妙に顔が見えない)
いいですね。 たまに観返したくなる映画だと思います。
パンフレットを買いそびれたのでまた行きたい。
サントラもとても良かったし、衝動買いしてしまいました。
ところで、デジタルなデータが溢れてる場合はどうしたらよいのだろう?